こんにちは、たいよう整骨院施術スタッフの川口です!!
今日は腰椎すべり症・分離症について情報発信していきます。
腰椎の椎間板(ついかんばん)のついている前方部分は椎体(ついたい)、後方の椎間関節のついている部分は椎弓(ついきゅう)と呼ばれます。椎体と椎弓の間には椎弓根(ついきゅうこん)があります。椎弓の部分で骨の連続性が断たれてしまい、椎体と椎弓が離れてしまった状態を「腰椎分離症」といいます。
分離症のなかで、後方部分の支持性がないため椎体が前方にずれてくるものを「分離すべり症」と呼びます。すべり症は脊椎(せきつい)同士がずれた状態を指しますが、椎間板の老化による不安定性が原因でずれたものを「変性すべり症」と呼びます。
分離すべり症は繰り返す腰痛、または慢性的な腰痛と下肢痛を来すことが多く、高度なすべり症以外では通常、排尿排便障害は認めません。変性すべり症も腰痛・下肢痛を来しますが、脊柱管(せきちゅうかん)全体が狭くなるため馬尾(ばび)神経の圧迫症状が主症状になります。すなわち、歩行によって下肢痛やしびれ感が出現し、休むと軽快する間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状や、会陰部(えいんぶ)のしびれ感や、排尿排便障害を来します。
分裂すべり症 |
前かがみでの腰の突っ張り感、不安定感。 |
腰椎変性すべり症 |
長時間立つことでの腰痛や臀部痛。下肢に痺れが出る場合も。 |
先天性腰椎すべり症 |
先天的な形成異常。お尻が出た姿勢になる。腰痛の他に下肢痛も。 |
外傷性腰椎すべり症 |
外傷で骨折が生じ、腰椎がすべり出す。 |
病的脊椎すべり症 |
悪性の腫瘍や感染で生じる |
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